大分にいつまでもトリニータを OITA TRINITA FOREVER

発会にあたって

「大分にいつまでもトリニータを」
~トリニータ・スポンサー問題を考える会~


●ある日突然、家族の一員のように慕ったチームが消えてしまう悲しみを避けるために


この街に、私たちの愛すべき「大分トリニータ」が生まれて14年。今チームは大きな危機に瀕しています。危機とは、チームの存続そのものに関わる危機です。

サポーターの皆様もご存知の通り、2005年、トリニータは、チームを支えるためになくてはならないスポンサーを失うという事態に直面します。

その時、名乗りをあげてくれたのが、ホール企業である「マルハン」でした。

同社は7月から、06年末の契約で、メインスポンサーとして、まずはチームの危機を救ってくれました。そして、大分県民からの"救世主"としての支持を背景に、07年以降もメインスポンサーを継続しようとしたところで『大きな問題』が発生します。

スポンサー企業の権利であり、スポンサー企業とサポーターをつなぐ象徴的な存在である、胸スポンサーロゴの掲出にNGがでたのです。

理由は、マルハンがパチンコのホール企業であること。
06年までは、いわば緊急の特例措置で認めたが、基本的に、この業種は認められないというのがその理由です。

トリニータは、06年末にかけて、Jリーグ側と数ヶ月に渡って協議したようですが、判断は覆りませんでした。

そして昨年12月、マルハンは、胸スポンサー問題が継続協議中であるにも関わらず、07年のスポンサーとなることを約束してくれました。
解決を継続協議に委ね、結論を待たずしての英断という形で、トリニータは救われました。

しかし問題が根本的に解決したわけではありません。

問題が解決し次第、掲出という胸スポンサースペースがいまだに空のまま、トリニータの選手たちが今シーズンを戦っていることがなによりの証左です。

そして数ヵ月後には、来期のスポンサー問題が間違いなく浮上します。
その時、現状が変わらぬままで、胸スペースに企業名が掲出できない条件下で、今年のように契約が継続していく保証はありません。

その時には間違いなく、私たちは「大分トリニータ」というチームの存続そのものの危機に直面することになるでしょう。


●「トリニータ」は、大分が育んだ財産。でも守る努力なしに、続いていく財産はありません。

「トリニータ」というチームは、立ち上がりから関わった人々から、スタンドで声援を送る人まで含めて、さまざまな人が育て上げた、大分の財産です。

しかし財産は、守る努力なしに、自然に、永遠に続いていくものではありません。
プロスポーツの歴史を見ても、昨日まで、当たり前のようにあったチームが、消滅したり、移転してしまうことも決して珍しいことではありません。

その時になって、後悔しないために。
「いつまでも大分にトリニータを」の想いを言葉にするために、
私たちは、何かをしなければならない気がします。

いま九石ドームでの、トリニータの試合では、「マルハンのスポンサーロゴ掲出問題」に関する署名運動が行われています。

しかし、この問題が、大分にトリニータが残るかどうかの問題であるとまで考えているサポーターは多くはありません。

私たちは、間違いなく、数ヶ月後に迫ったスポンサー継続問題を前に、この危機を多くの方々と共有し、トリニータを見守ってきた大分の一人として何が出来るかを考えるため、

「大分にいつまでもトリニータを」
    ~トリニータ・スポンサー問題を考える会~

を立ち上げることにしました。


●悔いを残さないために、問題に向き合い、一人ひとりができることを

この会は、特定の誰かに抗議したり、シュプレヒコールをあげるための会ではありません。
私たち、市民一人ひとりが、この問題に向き合い、最大限の関心を持って成り行きを見つめ、大分に来年以降もトリニータが残っていくために何が出来るかを、考え、行動するための会にしていきたいと思います。

黙っているだけでは、問題を解決するための答えは、簡単には見つからないでしょう。
しかし市民が関心を持ち、トリニータや、大分という郷土を愛する立場から、声をあげていけば、きっと、いくつかの道が開けるはずです。
チームの移転や消滅が、もう動かしがたい既成事実になってしまってからの抗議や、署名活動ほど虚しいものはありません。
無関心は、最大の罪だと思うのです。

どうか、主旨に共鳴していただき、多くの方がこの問題に関心を持ち、大分にトリニータが残るための力になっていただければ幸いです。


■参考記事  12月2日 日刊スポーツ記事より

大分がマルハンとスポンサー契約更新

大分の溝畑宏社長(46)は2日、九州石油ドーム(大分市)で会見し、ユニホームの胸スポンサーでパチンコなど総合レジャー企業の「マルハン」(本社・東京、京都)と来季スポンサー契約を更新すると発表した。ただし、ユニホームではなく、練習着や看板などで同社のロゴを掲出するという。

05年開幕時にメーンスポンサーの撤退で経営危機に陥った大分は同7月、マルハンと06年末までユニホーム胸部分にロゴを掲出するメーンスポンサーとして契約。1年半で総額7億円の支援を受けてきた。しかし、Jリーグ実行委員会でホール企業とのユニホームスポンサー契約は自粛する申し合わせがあり、当時の鈴木チェアマンは「特例」での許可としていた。大分はJリーグと数カ月間、協議を続けたが、ユニホームスポンサーとしての契約更新は認められなかった。

会見に同席したマルハンの韓昌祐会長(75)は「トリニータが日本一になるまで支援したい」と長期支援を約束した。続けて「胸に(マルハンの)マークがなくても構わない。そういう(Jリーグの)規約があるなら改正され、着けてくれと言われた時で。社会にはいろんな誤解、偏見がある。これと戦うには根気と勇気がいるし、自分の会社がいい加減なことはできない。一流の企業でありたい」と話した。


■参考記事 大分トリニータ公式サイトより

この度、大分トリニータのスポンサーである株式会社マルハンと、来シーズンのスポンサー契約に関し、合同記者会見を開催致しましたので、ご報告致します。

【開催詳細】
●日  時:平成18年12月2日(土)13時から
●場  所:大分県九州石油ドーム内
●出席者:韓 昌祐 (株式会社マルハン 代表取締役会長)
       溝畑 宏 (株式会社大分フットボールクラブ 代表取締役社長)


【会見内容】
大分トリニータ 溝畑社長のコメント 
「マルハンには、当社やJリーグの理念に深く共感頂き、特例としてこの2シーズン、ユニフォームスポンサーになって頂いた。契約を締結した当時から経営が苦しい中、この1年半で7億円強の支援を頂き、また資金面・物資面のみならず経営にもアドバイスを頂き、まさに恩人と言える。マルハンはスポーツを愛し、大分を愛し、サポーターの声に応えた企業であり、来年以降も引き続きユニフォームスポンサーとして支援頂きたいとの強い想いから、Jリーグへ申請を続けてきた。

Jリーグは「マルハンシート(注1)」や「マルハンカップ(注2)」といったマルハンの活動を高く評価してはいるが、TV放映の規制等の問題より来期以降のユニフォームスポンサーは継続は難しいとの見解を出している。

そのような状況の中、韓会長より「胸スポンサーでなくとも、応援は続ける」との意向を頂き、本日の記者会見に至った。トリニータとしては、来シーズンは胸部スポンサー枠を他企業には与えず、空白とする方針でいる。サポーターや県民からも『胸部にはマルハンに入って欲しい』との声が挙がっており、空白にすることで、その想いに応えていきたいと考えている。」

(注1)...
地域社会貢献やスポーツ振興を目的に、大分トリニータホームゲーム時に毎試合1,266席を「マルハンシート」として、地域住民や福祉施設に無料開放。2012年まで契約。

(注2)...
青少年育成を目的に、大分トリニータ下部組織の子供たちを対象に、年3回「マルハンカップ」少年サッカー大会を実施。本年より、他クラブ下部組織の子供たちとの交流試合も予定


株式会社マルハン 韓会長のコメント

「企業の価値というものは、どれだけ社会に貢献するか、であると思う。当社は京都峰山町の喫茶店から、世界の企業になるよう頑張ってきた。今までも様々な社会貢献活動を続けてきたが、溝畑社長の熱意やクラブの理念・姿勢に共感し、スポンサー契約を締結した。スポンサーとなって1年半が経過したが、サポーターの方々から感謝のお手紙を頂いたり、大分県民の暖かさに触れるうちに、大分をとても愛しく思うようになり、大分トリニータを日本一にしたいという意欲が湧いてきた。今期はシャムスカ監督のもと成績も上がり、近い将来に日本一になる日が来ると、確信している。

世間にはパチンコ業界に対する偏見がまだある。当社は超一流企業を目指し、システム・社員教育・社会奉仕に力を入れ、完全透明な経営をしている。社会には不誠実な企業も存在するが、企業の道徳性をしっかりと見て欲しいと願う。パチンコ業界のリーダーとして、業界をもっと健全で開かれたものにせねば、との責任を感じている。

今や、当社の従業員全員がトリニータの勝利を祈り、また私自身も先日、韓国の神社で自身の会社や家族の幸せ以上に、トリニータの勝利を祈った。それ程、トリニータを大切に感じている。

胸スポンサーという形でなくとも、トリニータを今後とも応援していきたい。そして、当社が成長するとともに、トリニータも日本一になれるよう、大分県民やサポーターの皆様と力を合わせ。、フェアプレー精神で戦っていきたい。」


来シーズン以降の契約内容に関しましては、12月2日現在、当社と株式会社マルハンにて協議中ではありますが、今後も株式会社マルハンより大分トリニータ日本一に向け、大分県民の皆様、サポーターの皆様、他のチームスポンサーの皆様と共に、引き続き全面的にバックアップを頂けることとなりました。

今後もクラブとしては、株式会社マルハンをはじめとするスポンサー、大分県民、サポーターと共に、サッカーを通じて社会貢献・青少年育成の実施、更には世界各国との文化・スポーツ交流の掛け橋となっていきたいと考えております。皆様のご支援を、何卒宜しくお願い致します。